第2回シンポジウム 「ズーノシスのリスクアナリシスを考える」 | 研究会目次 |
フィールド疫学調査 −感染症集団発生時の対応− | |||
大山 卓昭 FETPコーディネーター/主任研究官 感染症情報センター、国立感染症研究所 | |||
感染症危機管理のために新たに結成された実地疫学専門家チーム( FETP: Field Epidemiology Training Program)についての概要を説明し、このチームが感染症集団発生(食中毒も含む)に直面した場合の対応法を述べる。具体的には、迅速な対応と同時並行で、以下のステップに従い疫学調査を実施していく。 |
|||
ステップ1 | 感染症集団発生の存在とその範囲の確認 | ||
ステップ2 | 症例定義設定と新たな症例探索 | ||
ステップ3 | 症例情報の記述疫学(時・人・場所) | ||
ステップ4 | 現場及び関連施設の観察調査 | ||
ステップ5 | 仮説作成(感染源?感染経路?) | ||
ステップ6 | 仮説検証(症例対照研究、コホート研究など) | ||
ステップ7 | 結果のまとめと考察・提言 | ||
ステップ8 | 報告書作成 | ||
それぞれのステップでどのような活動をして状況を判断していくのかを、実例を例にとって説明を進めていく。 | |||
←前のページ/次のページ→ |
研究会目次 | |